学術集会会長挨拶▷ ページを更新する

 このたび、第28回日本医療マネジメント学会熊本県支部学術集会を担当させていただきます熊本中央病院院長の那須でございます。伝統ある学術集会をお引き受けいたしますことを大変光栄に存じますとともに、その重責に身の引き締まる思いでおります。
 本学会は、クリティカルパスの普及を原点として、医療の質と安全、そして連携の向上をめざして発展を続けてまいりました。支部会もまた、県内の医療機関が持ち回りで担当し、多職種が集い、現場に即した実践的な議論を積み重ねてきた歴史があります。こうした歩みの中で、医療の現状と課題を共有し、次なる一歩を模索する場として、本学会の果たしてきた役割は誠に大きなものであります。
 今回の学術集会は、2026年3月14日(土曜日)、くまもと県民交流館パレアにて開催いたします。テーマは「医療の未来を、マネジメントで拓く」― 経営・安全・環境の視点から考える持続可能な医療 ―といたしました。わが国の医療は人口動態の変化、財源の制約、技術革新の急速な進展など、多くの転換期にあります。医療を持続可能なものとするためには、臨床の技術や専門性に加え、「マネジメント」という視点が不可欠であると考えます。本集会では、とりわけ「経営・安全・環境」という三つの観点から、これからの医療の在り方を多角的に議論する機会にしたいと願っております。
 また今回は、招待講演として二名の先生方にご登壇いただきます。まず、病院管理学の第一人者であり、全国的にも数々の実績を重ねてこられた兵庫県立大学の小山秀夫先生。さらに、施設環境と医療安全の分野において高名であり、独自の研究と実践で医療現場に新しい視点を示されている工学院大学の筧淳夫先生です。それぞれのご専門からの知見は、医療経営の現場、病院組織の運営、あるいは日常診療に直結する示唆を与えてくださるものと確信しております。
 本集会が、ご参加の皆さまにとって、職種や立場を越えて率直に意見を交換し、互いに学び合う場となることを心より期待しております。そして、医療の未来を切り拓く新たな視点と、実践に直結する示唆を得られる機会となるよう、万全の準備を進めてまいります。
 末筆ながら、皆さまのますますのご健勝とご発展を祈念申し上げます。


日本医療マネジメント学会第26回熊本県支部学術集会
学術集会会長 那須 二郎
国家公務員共済組合連合会熊本中央病院 院長

開催会場

くまもと県民交流館パレア
〒860-0808
熊本県熊本市中央区手取本町8-9

事務局

日本医療マネジメント学会第28回熊本県支部学術集会事務局
〒862-0965
熊本市南区田井島1-5-1
国家公務員共済組合連合会 熊本中央病院

運営事務局

日本医療マネジメント学会第28回熊本県支部学術集会運営事務局
〒862-0975
熊本市中央区新屋敷1-14-35
クロススクエア熊本九品寺7F-F
株式会社コンベンションサポート九州
TEL:096-373-9188
FAX:096-373-9191
E-mail:
jhm28kumamoto@higo.co.jp

© 日本医療マネジメント学会第28回熊本県支部学術集会

トップ